大雪

大雪、やっと9月に入ったばかりで大雪の話かと思われるかもしれませんが、ここのところの台風に伴う大雨もあり、連想してしまいました。私の住むこの地域は、時々雪が降る。昔はもっと頻繁に降っていたように思う。1シーズン1、2回大雪になった。と言っても雪国の大雪とは比べものにならないかわいいものだ。
その日も昼頃から降り始めた。一向に止まない、それよりだんだんと強くなってくる。もともと温暖な地域なので、降っては溶けることが多い。日が陰った頃から気温も下がり、雪も溶けなくなってきて、積もり始めた。夕食後、母から駅まで傘を持って父を迎えに行くように言われた。長女(姉)は、何やら用事があって行けなく、次女(姉)が行くことになったが、夜に女の子一人で行かす訳にいかないから、私(男、小学生)が付いていくことになった。
駅までの道はお寺の森を抜けて、坂道を下り、駅前の通りを進むと踏切があり、踏切を渡るとそこが駅で、普通に歩いて15分くらいの距離だった。お寺の森では、雪の重みで枝が折れ、雪と一緒に地面に落ちる音がした。雪の積もった下りの坂道は滑らないよう慎重に歩いた。駅前の通りはいつも人通りがあるが、この時は全く静かだった。駅まで倍の時間がかかったが着いた。改札口のところには、電車に乗りに来たのか、迎えに来たのか、何人かいたが、張り紙を見るとすぐに帰っていった。張り紙には「雪のため、運休」とだけ書かれていた。駅舎は人の気配はするが、姿は見えず、石炭ストーブの上のやかんから勢いよく蒸気が吹き出していた。駅員さんに状況を聞くまでもなく、電車は来そうにない。
私は帰りには父がさすはずの傘を持って、姉と二人で来た道を戻った。目的を果たせなくてがっくりはしたが、人気のない道は、新雪を踏んで歩く楽しさがあった。行きの足跡は、降った雪で消されていた。明日は雪合戦ができるかな、と思ったり、どれくらい積もるのかな、と思ったりで私は、うきうきしていた。姉とはどんな話をしながら帰ったかは、覚えていないが、姉がぽつりと「雪国の人はたいへんよね」と言った。父のことはすっかり忘れて、翌日真っ白な世界を見るのを楽しみに私はいつもより少し早く床についた。これが電車が止まるほどの大雪の思い出です。
それから、十数年後、姉は日本海側の雪国へ嫁に行ったのでした。あの時、何か予感でもしたのでしょうか。


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