盆踊り

 私の夏休みは盆踊りで終わった。と言うのも、小中学生の頃、私の家の裏の広場で行われる盆踊りは毎年、8月31日に開催されるのが恒例だった。翌日の9月1日には否応なしに2学期が始まる。なので、この盆踊りの日は、また、夏休みの宿題を仕上げる最終日でもあった。
 ただし、昼過ぎになると村の人が矢倉の材料を運び込み、少しずつ組み立てていく。その広場には大きな柿木が2本あったが、その1本に添うように矢倉を組む。その材料は主に竹だった。太い竹は川の土手にいくらでも茂っていた。枝や枝に付いた葉っぱは処理されていなく、あちこちに枝が突き出していた。その矢倉の高さは、相当高いものと思っていたが、当時小学生だった私が見上げて、大きく、高いと感じていたので実際はそれほど大きくなかったかもしれない。矢倉を中心に四方八方に伸ばされた電線に提灯を取り付けて完成だった。昼過ぎからこれが完成する夕方まで、目が離せなかった。勿論こうなると、夏休みの宿題どころではない。夕食を簡単に済ませ、お風呂に入って、浴衣を着る。太鼓の音、鐘の音、マイクでスピーカーから出る音のテストが始まっている。すべて整ったところに音頭取りの先生が登場する。楽曲は、炭鉱節、河内音頭、ソーラン節など当時はまだ限られていた。最近は、東京音頭やアニメソングに合わせた踊りも踊られるようだが。
 開催時間も制限がなかった。多分、日付が変わる頃まで踊っていたと思う。それが自主規制というか、健全化が図られたというか、この頃は9時頃には終わっているようだ。最近は参加していないので、よく分からない。
 そんな規制できる以前のことなので事件も時々起こった。(つづく)




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