宇宙のロマン

 これからの季節は星がよく見える時期で私の好きな季節でもある。夏も冬も明るい星が多い星座があって、どちらの季節も星空を見上げるのには良いが、どちらかというと冬の方が空気が澄んでいるので、輝きがいいような気がする。単に宇宙というと星座の神話の世界から最新の科学で解明されつつある物質の根源に至るものまで幅広い。神話の世界は歴史が古く星座という形で現在も天空の住所の役割を果たしている。天空のどの場所も何かの星座のテリトリー(範囲)に含まれる。きっちりした範囲を区切ったのは、1928年に国際天文連合が決めたというので、紀元前4000年からの星座の歴史からすれば昨日のことだ。対象が宇宙という一つのものであるが、神話と科学の両面からロマンを感じさせるのはその神秘性にあるのだろう。星座にまつわる神話はここでは当然数え上げられないぐらい多い。国や地域によって星座も異なる。おおくま座も北斗七星やひしゃく星と言われて謂われもそれぞれだ。個々の星座もそれぞれ神話を持っていたりするが、お互いに関連することもある。例えば、冬の空で誰でも知っているオリオン座のオリオンは狩人であるが、いろいろないきさつがあって、サソリに刺されて死んでしまう。だからサソリ座が西に沈んだ後にしか東から昇って来れないという話がある。夏の星座のサソリ座と冬の星座のオリオン座はそういう宿命にあるのは否めない。そうすると、サソリの周りに星座が無くなると心配するが、そこはへびを持ったへび使いが押さえている。ヘビとは医術の象徴で、ヘビ使いは所謂医師のこと。医師がしっかりサソリの毒を制しているので、安心という訳だ。
 科学上のロマンと言えるかどうか判らないが、素粒子や量子論のことはさておき、中学の理科で習うもので、天文に関してこういうのがあるらしい。「太陽は黄道上を動く、秋はおとめ座の方向に見える太陽は冬には射手座の方向に見える。」これは神話でもなければ占星術でもない、科学である。でも、この説明に違和感を覚える。昼間におとめ座の方向や射手座の方向って誰にでもわかるのだろうか? 太陽を見て、見かけ上、ある星座付近を移動中など誰が見たのだろう。目のいい人は昼間でも星が見えると聞いたことがあるが、そんな人が見た話しなのか?そうでなければ、大気圏外に行けばそういう状況を確認できるのか?それとも地球上でも皆既日食のときに確認できるのか?想像が膨らむ、これはもうロマンだ。
 さて、今日はどんなロマンを求めて星空を眺めようか、興味が尽きない天空が私の頭上に無限に広がっている。そろそろオリオン座も昇ってくる。三ツ星の左上にM78星雲がある。そう、あそこがあのウルトラマンの故郷だ。(注:ウルトラマンはフィクションであり、実在するものとは関係がありません。)

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原 恵

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