見上げたダリアの花

 あまりメジャーではないけれど、全国にダリア園という植物園がある。一番人気のあるバラ園などは全国に数えきれないほど有り、大きな公園の中にも季節的にバラ園にしたり、植物園の中の一角をバラ園にしてあったりする。その他菖蒲園なども人気が高い方だと思うが、ダリア園については今一つ盛り上がっていないように思う。有名なダリア園というよりダリア園と付く名の植物園は全国に6か所だけある。北から秋田県の秋田国際ダリア園、山形県の川西ダリヤ園、福島県の「湯遊ランドはなわ」ダリア園、東京町田の町田ダリア園、埼玉県の「両神山麓花の郷」ダリア園、兵庫県の黒川ダリア園と、この6か所。地域別の内訳は東北が3か所、関東が2か所、近畿1か所。もちろん、ダリア園と名が付かないがダリア園を有するところもある。有名な所では広島県の世羅高原農場にあるダリア園は、中四国最大規模で400品種2万5千株を揃えている。品種が多いのはやはり秋田国際ダリア園の約700品種。ここでは毎年新種を発表しているというので、品種も年々多くなる。上に挙げた中の兵庫県の黒川ダリア園は兵庫県川西町にあり、同名町名の山形県の川西町(町の花がダリア)との交流から川西ダリヤ園からダリアの球根を譲り受けたことから始まったという。
 バラと違ってなぜ人気が今一つなのか比較して考えてみた。バラは品種が多いことが挙げられる。約1000種類があってどの品種もそれなりの特徴がある。ダリアについては品種は700位なので若干少ない。それぞれの品種の花の特徴はありすぎる。これは弱点でもある。イメージと違う花もこれもダリアの一種と言われると混乱する。咲き方はデコラティブ咲、コラレット咲、オーキッド咲、ボール咲などなど咲き方に特徴を示す名前が付いている。あれだけ品種の多いバラでさえ、咲き方としては多くない。もう一つ、花のイメージとして大事なものが花言葉だ。バラの花言葉は「愛」と「美」。一方ダリアの花言葉は「優美」「威厳」「裏切り」「移り気」。いい意味もあるがネガティブな意味もある。だから、ダリアを贈る時は注意が必要と言われる。やはり最終的には、イメージでしょう。バラは「薔薇」と書いてバラ色に通じる華やかさがある。ダリアは和名を「天竺牡丹」といい、華やかさでは負けるかもしれない。
 ダリアの開花時期は大体8月から11月上旬だが、先日(11月下旬)に高さ3mにもなる皇帝ダリアの花を見上げた。球根花を見上げるのは不思議な感じだけど、別名木立ダリアと言って4mになるものもあるそうだ。球根花というと、大抵は背丈の低いチューリップ、ユリ、スイセンなどを想像する。話は逸れるが、あまり聞いたことがないが、チューリップ園とかはないか捜してみたらあった。山形県鶴岡市の庄内空港の近くで、庄内砂丘チューリップ園がある。80種10万株が植えられ、4月下旬から5月中旬に見らるそうだ。
 ところで、気づかれた方がおられるかどうかわかりませんが、山形県の川西だけがダリヤ園で、他はダリア園、「ヤ」と「ア」の違いがある。深い意味があるわけではなく、単に山形の川西町では「ダリヤ」が一般的に使われているだけ、という。しかし、「日本唯一のダリヤ園ここにあり」の宣伝文句(確かにダリア園はあってもダリヤ園は他にない)にその戦略を伺うことができる。



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