メソッド (Method)

 メソッドという言葉が頻繁に使われるようになったのは、最近のように思う。勿論、私の年代の者が最近というと20年ほど前でも最近というのだから、そんな感覚で話をしていて何度も笑われたことがある。私だけかもしれないが、メソッドと言えば音楽関係の教授法で特にピアノを教える方法や方式をそう呼んでいたように記憶する。バイエルやツェルニーにしてもやさしいものからむずかしものへ順を追って上達させるメソッドと言える。教則本の中にはピアノメソッドというタイトルが付いているものもあり、当時の学生同士が「今はどんなメソッドをやっているの?」など話しているのを聞いて、すごく高尚な話でもしているような錯覚をしていたことを思い出す。
 最近はコンピュータのプログラミングの用語としてもメソッドが一般的に使われるようになってきているので、音楽関係の用語ではなくなってきている。
 ところで、本来の意味からすれば、いろいろな場面に登場してもおかしくない。例えば、サッカーチーム強化メソッドやテニス上達メソッドなど。単に練習を繰り返すだけでなく、ある方式による目的達成のプログラムに沿った練習がこれに当たる。有効で効果的なメソッドはそれぞれの分野の達人が持っていて、公開されているものもあれば秘伝とされているようなものもある。もし自分が何かを目指そうとするなら、手っ取り早くこれら達人に師事するのがいい。所謂、弟子になることだが、今さら言わなくとも私たちは古来からそうして技能や芸能を受け継いで伝統を築いてきている。
 さて、そうは言っても弟子になりたいと希望しても簡単ではない。一流のプロではなくアマチュアの域で極めたいことだってある。私の場合は書を始めて、単純に自分の納得いく文字を書きたいという気持ちだったのだが、これがいくら練習しても書けない。そんな時にある人から言われた言葉を思い出した。「スポーツでもなんでも上達したかったら本を読め。」だった。本を読んで早く走れたり、高く飛べたりできる訳がない、本を読んで字が上手く書ける訳がない、練習あるのみとずっとそう思っていた。スポーツは特に科学的に強化方法が研究されており、本を読んで知識を得なければ一定の水準まであるいはそれ以上に能力を上げることはできない。「書」の場合は習字から書道の美術芸術系の解説まで幅広く、自分の立ち位置や目指す方向がはっきりしていないとどんな本を読んでいいのかわからなくなる。中には「なるべく多く書くこと。」の力技や「心を無にして、感じたままを書く。」など精神を重視するものもある。どれも間違いではないが、達人に学ぶべくメソッドを捜している自分としてはちょっと違うような気がする。いずれにしても多くの本と出合って、読み漁らなければ見えてこないことは想像できる。書店に行き立ち読みしても限界がある。増して買ってじっくり読むとなると経済的負担が大きい。そこで図書館の利用となるのだけど、図書館へ行く前に覗いておかなければならないサイトがある。それは「カーリル」(図書館蔵書検索サイト)。このサイトに普段よく行く図書館を登録しておくと、検索した本が蔵書にあるのか、蔵書であった場合貸出中かどうかもわかる。私の近くの公立の図書館ではネットで取り置きの予約ができるので、貸出中の本も予約を入れておくとメールで取り置きの連絡が入る。読んで気に入った本は購入することになるが、これも「カーリル」サイトから注文できる。なにわともあれ、これで経済的負担が小さくなった。
 毎日少しづつでも練習すればそれが必ず大きな力になる、というのは確かだ。ただ究極のメソッドはその後にある。それは「必ず1週間に一日はそれから開放させる。」だ。休憩ではない。その日に脳や体は詰め込まれたものを整理し再構築することで自分のものにするのだ。

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