テーマ:河原

 気が付いた時は、姉ちゃんが私を起こしていた。学校は中間試験の日で午前中の授業だったので、昼前に帰ってきた。その時、私は布団をかぶって寝ていた。何があったのかすぐには分からなかったが、ヒビの入った手鏡とその側に石が転がっていた。姉ちゃんは棚から石が手鏡の上に落ちたぐらいにしか思っていなかった。まだ少し頭が痛かったが、寝ようとしてからのこ…
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頭痛

 前回、「石ころ」で書いたように、河原で拾ったただの石が私の手元にある。河原で見たときに放っていた光の反射は今はなく、煤けた感じになっている。友達と二人でどこへ行く当てもなくぶらぶらしていたら、河原に来ていてその奇妙な石に出会い、それを持ち帰った、あまりにも出来すぎた話のように思う。もっとわかりやすく言うと、その石を拾わせるために、二人…
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石ころ

 学校の図書室で借りた図鑑には、それらしい石は載っていなかった。と言うか、図鑑の引き方が分からないだけだった。大まかな分類ができなければ到底どこから見てよいか分からないし、最悪たどり付けない結果になる。そんな訳で、私の場合は全くお手上げ状態だった。友達の方はそれなりに努力をしてみたようだったが、結果は私と同じだった。結局、理科の先生に訊…
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不思議な石

 近所の同級生は三人とも女の子だったので、私は一つ下の男の子三人とよく遊んだ。その中の一人は理科系だったので、私と話が合って特に仲が良かった。ただ性格は違っていた。同じ理科系でも、彼は私にない化学分野に強かった。ある日その彼と二人でそれぞれの自転車に乗って他愛のない話をしながら、どこへ行く当てもなく走っていた。田んぼのあぜ道を通り、竹林…
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